2024年度介護報酬改定に向けて、通所介護や通所リハなどの論点を確認(厚労省)
2023/07/13
厚労省は7月10日、社会保障審議会介護給付費分科会を開催し、2024年度介護報酬改定に向けて、各サービスの現状と課題を確認した。
「通所介護・地域密着型通所介護・認知症対応型通所介護」では必要な日常生活上の機能向上並びに自立支援につながる質の高いサービス提供、「療養通所介護」では医療と介護の両方のニーズをもつ要介護者の生活を支えるサービスの継続した安定的な提供が論点に挙げられた。
「通所リハビリテーション」では診療報酬との同時改定を控えているため、医療機関からの退院時に医療保険から介護保険に移行する際も含め、必要な方に対する早期の適切な期間のリハビリ提供、生活期におけるリハビリのアウトカム、ストラクチャー、プロセス、アウトカム評価を組み合わせた総合的な評価、リハビリと口腔・栄養の一体的取組のさらなる推進が論点となっている。
「短期入所生活介護」では機能・役割を踏まえつつ、利用者における多様なニーズに応じたサービス提供、「短期入所療養介護」では在宅復帰・在宅療養支援機能を促進していく観点や、医療ニーズへの対応の更なる強化を図る点が論点に挙げられた。