厚労省は5月24日、社会保障審議会介護給付費分科会を開催し、介護分野の最近の動向を確認し、2024年度介護報酬改定に向けた今後の検討の進め方について審議した。

 

2024年度介護報酬改定に向けて、「地域包括ケアシステムの深化・推進」「自立支援・重度化防止を重視した質の高い介護サービスの推進」「介護人材の確保と介護現場の生産性の向上」「制度の安定性・持続可能性の確保」といった分野横断的なテーマを念頭に置き、議論を進めていくことを確認した。

 

改定スケジュールは、秋口までに主な論点について議論や団体ヒアリングを行い、12月まで具体的な方向性について議論を行い、報酬・基準に関する基本的な考え方の整理・とりまとめを行う。介護報酬改定案の諮問・答申は2024年1月を予定している。