高齢者ポリファーマシー対策の業務手順書を見直し、同時改定の評価に反映(厚労省)
2023/05/08
厚労省は4月28日、高齢者医薬品適正使用検討会を開催し、2022年度事業のモデル地域でのポリファーマシー対策について4つの地域薬剤師会から最終報告を確認し、2023年度にポリファーマシー対策に関する指針や業務手順書を見直す方針を確認した。
現在の業務手順書は、「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」として、主に大病院を念頭に作成されているため、中小病院、診療所、薬局などで使いやすい業務手順書の地域版への見直しを行う。
見直しにあたっては、オンライン資格確認や電子処方箋の医療DXの推進で情報の一元化や情報共有が進むことを勘案し、電子版お薬手帳を活用した取り組みを追記することなどを予定している。2024年度診療報酬・介護報酬の同時改定への評価に反映するため、2024年1月に見直し版の完成を目指している。