医療・介護間で連携する情報の範囲、LIFE・ケアプラン・認定の具体的な活用(厚労省)
2023/04/06
厚労省は4月5日、健康・医療・介護情報利活用検討会の介護情報利活用ワーキンググループを開催し、医療・介護間で共有する介護情報として「LIFE情報」「ケアプラン」「要介護認定情報」などの具体的な活用について検討した。
利用者の状態やケアの内容に関する情報である「LIFE情報」を共有することで、医療機関が入院又は通院している患者について、介護事業所における普段の状態(身体機能、認知機能等)を確認することができることにより、疾患を治すのみならず、帰宅後の生活を見据えたより早期のリハビリ導入など、本人の状態に合った医療を提供できる点、ケアマネジャーが利用者に介護サービスを提供する介護事業所が評価した利用者の状態(身体機能、認知機能等)を随時閲覧し、本人の状態に合ったケアプランの見直しを行うことができる点が期待される。
受けている介護サービスの内容等を記録した「ケアプラン」を共有することで、医療機関が入院又は通院している患者について、退院を検討する際に、必要な介護サービスの内容についてケアマネジャーに助言することが可能となるなど、より適切な介護サービスとの連携が可能となる点が期待される。
利用者の「要介護認定情報」を共有することで、医療機関が急激に又は最近要介護度が悪化した利用者について、背景疾患を発見し、適切な医療介入を行うなどが期待される。