電子カルテ情報の標準化を進めて、電子カルテ情報交換サービスを構築(厚労省)
2023/03/30
厚労省は3月29日、健康・医療・介護情報利活用検討会を開催し、医療等情報利活用ワーキンググループの検討状況報告を踏まえ、医療情報ネットワークの基盤に関するワーキンググループとりまとめを了承した。
全国的に電子カルテ情報を交換・共有するための仕組みとして、電子カルテ情報(2文書6情報)の標準化を進め、電子カルテ情報交換サービスを構築していく。
全国的に電子カルテ情報を閲覧可能とすることで、医療機関等同士などで入退院時や専門医・かかりつけ医等との情報共有・連携がより効率的・効果的に行われ、より質の高い切れ目のない診療やケア、災害等の緊急時における利用等の実現を目指している。
電子カルテ情報交換サービスへの2文書6情報の登録主体は、HL7 FHIR規格に対応した医療機関、2文書の閲覧主体はHL7 FHIR規格に対応した医療機関・薬局、6情報の閲覧対象は全国の医療機関・薬局及び患者本人とする。