介護職員の働く環境改善に向けた政策パッケージ、8つのポイントを明示(政府)
2022/12/22
政府は12月16日、全世代型社会保障構築本部を開催し、全世代型社会保障構築会議の報告書や厚労大臣が提出した「介護職員の働く環境改善に向けた政策パッケージ」を了承した。政策パッケージは以下の3項目8つのポイントを掲げた。
(1)総合的・横断的な支援の実施
①介護現場革新のワンストップ窓口の設置
②介護ロボット・ICT 機器の導入支援
(2)事業者の意識変革
③優良事業者・職員の表彰等を通じた好事例の普及促進
④介護サービス事業者の経営の見える化
(3)テクノロジーの導入促進と業務効率化
⑤福祉用具、在宅介護におけるテクノロジーの導入・活用促進
⑥生産性向上に向けた処遇改善加算の見直し
⑦職員配置基準の柔軟化の検討
⑧介護行政手続の原則デジタル化
現場で働く介護職員の勤務環境を改善(残業の縮減や給与改善など)するためには、個々の事業者における経営改善やそれに伴う生産性の向上が必要である。ノウハウの展開や改善に向けた具体的な働きかけ等の取組をより一層進めていくことが重要であり、これら8つを進めて生産性向上を通じた待遇改善を図るとした。