第8次医療計画の策定に向けた5疾病に関する見直しの方向性を確認(厚労省)
2022/11/08
厚労省は11月4日、第8次医療計画等に関する検討会を開催し、第8次医療計画の策定に向けた5疾病(がん、脳卒中、心血管疾患、糖尿病、精神疾患)に関する見直しの方向性を確認した。各指標については、ロジックモデル等のツールの活用を含め、各計画の策定に向けた検討状況等を踏まえて見直していく。
「がん」における診療提供体制では、第4期がん対策推進基本計画などの内容を踏まえて取り組み、がん医療圏の設定は二次医療圏等との整合が取れる範囲で柔軟に設定し、拠点病院等におけるチーム医療の提供体制の整備を進めていく。
「脳卒中」及び心筋梗塞等の「心血管疾患」の医療体制においては、第2期循環器病対策推進基本計画等の内容を踏まえて取り組むとした。
「糖尿病」の医療体制については、腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会における議論の内容、健康日本21(第二次)及び医療費適正化計画等の内容を踏まえて取り組む。
「精神疾患」の医療体制では、患者の年齢構成の変化及びこれまでの政策効果を含めた、近年の入院患者の減少傾向を反映するとともに、今後の新たな政策効果を反映した算定式を用いることを確認した。