2021年医療施設(動態)調査と病院報告の結果(年報)を公表、病床減進む(厚労省)
2022/10/06
厚労省は9月30日、2021年医療施設(動態)調査と病院報告の結果(年報)を公表した。
全国の医療施設は18万396施設で、前年比1,672施設増加した。内訳は、病院が8,205施設で前年比 33施設減、一般診療所は10万4,292施設で1,680 施設増、歯科診療所は6万7,899施設で25施設増となった。
病床数をみると、全病床数は158万3,783 床で、前年比9,850床減となり、病院は前年比7,469床減、一般診療所は2,378床減、歯科診療所は3床減となり、病床減が進んだ。病院の病床種類別では一般病床が886,056床で前年比1,864床減、精神病床は323,502床で979床減、療養病床は284,662床で4,452床減となった。
この1年間に病床の規模を変更した病院は408施設で、このうち増床した施設は111施設、減床した施設は297施設、病床の規模を変更した一般診療所は201施設で、このうち増床した施設は14施設、減床した施設は187施設(うち無床への変更119施設)となり、有床から無床への変更が多くなっていた。
また、開設者を「個人」から「医療法人」へ変更した施設は、病院10施設、一般診療所767施設、歯科診療所412施設となり、医療法人への変更が進んでいる。