全世代型社会保障の構築に向けて介護保険の給付と負担の検討課題を確認(厚労省)
2022/09/27
厚労省は9月26日、社会保障審議会介護保険部会を開催し、給付と負担やその他の課題について審議した。
給付と負担の見直しでは、将来世代へ負担を先送りせずに、能力に応じて皆が支え合うことを基本とし、人生のステージに応じて必要な保障をバランスよく確保することを目指している。全世代型社会保障の構築に向けて、世代間の対立に陥ることなく、全世代にわたって広く基本的な考え方を共有し、国民的な議論を進めていく方針としている。
具体的には、「被保険者範囲・受給者範囲」「補足給付の支給」「ケアマネジメントに対する利用者負担の導入」「多床室室料の負担」「軽度者への生活援助サービス」「現役並み所得や一定以上所得の判断基準の見直し」「福祉用具貸与に関する給付」などが検討課題となっている。