2021年度医療費の動向を公表、対前年度比の伸び率は全体的に伸長(厚労省)
2022/09/21
厚労省は9月16日、2021年度医療費の動向を公表した。
対前年度比の伸び率は全体的に伸びたが、前(2020)年度はコロナ禍の受診控えで激減し、その反動も見られて、前々(2019)年度の数値に一部戻った形となった。
医療機関種類別に医科医療費の伸び率をみると、大学病院は+7.0%、公的病院は+4.3%、法人病院は+3.3%、医科診療所は+7.5%となり、病床数 200 床未満の医科病院では+3.2%、200 床以上の医科病院では+4.5%であった。
疾病分類別に前年度の医療費の割合が高かった疾病の医科医療費の伸び率をみると、循環器系の疾患が+2.5%、新生物が+3.5%、筋骨格系及び結合組織の疾患が+5.1%、腎尿路生殖器系の疾患が+1.8%、損傷、中毒及びその他の外因の影響が+3.8%、また、呼吸器系の疾患が+13.4%となった。