医療関係資格におけるマイナンバー制度の活用、オン資に診療情報を追加(厚労省)
2022/09/08
厚労省は9月5日、社会保障審議会医療部会を開催し、医療DXの実現に向けた進捗を確認した。
医療関係資格におけるマイナンバー制度の活用においては、2022年度に「医療従事者届出システム」の運用を開始して、三師届・業務従事者届のオンラインによる届出を可能とする。2024年度には「国家資格等情報連携・活用システム」によりマイナンバー制度を活用した免許申請のオンライン化・簡素化(添付書類の省略)、資格データの適正化、マイナポータルを活用した資格情報の閲覧を可能とする方針とした。
全国で医療情報を確認できる仕組みの拡大の運用においては、オンライン資格確認で診療情報閲覧機能の運用を9月11日から開始する。これにより、現行の薬剤情報の閲覧機能に加え、診療情報が追加され、以後3年間分の情報が閲覧可能となる。医療機関等における診療情報閲覧に際し、事前設定等が必要となる場合もあり、システムベンダへの相談が必要である。
この他、現行の感染症法等における課題と対応等や、新型コロナワクチン接種会場への看護師の労働者派遣に係る特例措置の延長の実施などについて確認した。