厚労省は8月26日、社会保障審議会介護給付費分科会を開催し、外国人介護人材に係る人員配置基準上の取扱いについて審議した。EPA介護福祉士候補者・技能実習生に関する人員配置基準を緩和する案を提示したが、了承は見送られた。

 

現在、就労開始後6ヶ月を経過するまでは実習生などを介護施設の人員配置基準に算定できないが、利用者向けアンケートでは介護サービスの満足度について、就業開始後6ヶ月未満と6ヶ月以上とで比較してみても大きな差はないため、就労開始から算定できるようにするよう求めていた。今回、緩和案の了承が見送りとなったため、検証を行い、引き続き検討していくこととなった。