ワクチン接種・検体採取の担い手を確保するための対応の在り方を検討開始(厚労省)
2022/08/24
厚労省は8月23日、新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえたワクチン接種・検体採取の担い手を確保するための対応の在り方等に関する検討会の初会合を開催し、新型コロナウイルス感染症の対応として実施したワクチン接種・検体採取の課題や、担い手を確保するための対応の在り方について審議した。
今般のコロナ対応では、検査の検体採取やワクチン接種の担い手である医師や看護師等の確保が課題となったため、検体採取は歯科医師が、ワクチン接種は歯科医師、臨床検査技師、救急救命士が行うことについて、必要性と緊急性等に鑑みてその違法性が阻却され得るとして実施が許容された。
感染症危機時におけるワクチン接種等の担い手の確保に向けて、検討会においては医師・看護師等以外の職種がこれらの担い手になり得るかどうか関係医療団体にヒアリングを行い、各職種が持つ技能の範囲内かつ研修実施の上で協力できるかを確認した。その一方、違法性阻却のロジックで担い手を拡大することを懸念する意見も出され、法律の位置づけによる担い手の確保についても審議していく。
■関連サイト: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27521.htm