医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査結果、勤務医の時間外労働(厚労省)
2022/08/18
厚労省は8月17日、社会保障審議会医療部会を開催し、医師の働き方改革の施行に向けた準備状況調査の結果や進捗状況などを確認した。
2024年4月の医師の働き方改革に向けて、大学病院本院(82病院)における1860時間を超える時間外労働をしている勤務医の状況は、自院の勤務状況が100%、副業・兼業先の勤務状況は90%の状況把握が進んできた。
副業・兼業先も含めた時間外・休日労働時間数が年通算1860時間相当超の医師数は、全勤務医(4万3718名)の2.4%に相当する1034名となっていた。診療科別では、その医師数は外科(270名)、内科(248名)、産婦人科(150名)の順に多く、その割合は産婦人科(7.0%)、脳神経外科(5.8%)、外科(5.1%)の順に高かった。