新型コロナに係る医療機関受診及び救急車利用に関する声明を公表(感染症学会など)
2022/08/04
感染症学会などの4学会は8月3日、新型コロナ治療に係る医療機関受診及び救急車利用に関する声明を公表した。
医療機関での治療はつらい発熱や痛みを和らげる薬が中心になり、こうした薬は薬局等で購入できるとした。限りある医療資源を有効活用するためにも、症状が軽い(飲んだり食べたりできる、呼吸が苦しくない、乳幼児で顔色が良い)、基礎疾患や妊娠がない場合は、検査や薬のためにあわてて医療機関を受診する必要はなく、受診を避けるよう呼び掛けた。
医療用抗原検査キットを使って、症状が出た翌日以降に自分で検査する場合、症状が出た当日に検査をすると新型コロナウイルスに感染しているのに陰性になる可能性が高いため、翌日以降の検査を勧めるとした。
症状が重い(水分が飲めない、ぐったりして動けない、呼吸が苦しい、呼吸が速い、乳幼児で顔色が悪い、乳幼児で機嫌が悪くあやしても治まらない)場合には、かかりつけ医や近隣の医療機関に必ず相談・受診するよう呼び掛けている。