厚労省は5月30日、保健医療分野AI開発加速コンソーシアムを開催し、保健医療・介護分野の公的データベース（DB）の利活用について審議した。

 

保健医療・介護分野における公的DBは、第三者提供の制度が整備されてきた。また、データ利活用をより推進し、データの価値を国民に広く還元できるよう、NDBと介護DBの連結解析について法改正等の整備をしてきた中で、さらに他の公的DB等との連結について今後の課題として検討されている。

 

他方、AI開発への利活用は、「介護分野の要介護認定審査の二次判定をサポートするAIシステム」を除いて、現時点でほとんど事例がないことから、公的DBをAI開発につなげていくための方策が検討されている。