オンライン資格確認システムの本格運用を10月20日からスタート(厚労省)
2021/09/24
厚労省は9月21日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「オンライン資格確認システム」の本格運用を10月20日からスタートすることを確認した。
当初は、3月下旬に本格運用をスタートさせる予定だったが、プレ運用で認証の不具合などが生じてデータの正確性を担保するために開始を約7ヵ月遅らせ、このほど10月20日の本格運用となった。
「オンライン資格確認システム」を導入した医療機関や薬局は患者同意のもとで、特定健診や薬剤の情報をマイナポータルで閲覧できるようになる。マイナポータルでの確認は、保険者が特定健診などの結果を同システムに登録する必要がある。検査結果は2020年度以降に実施し、順次登録された5年分の情報を見ることができる。
薬剤情報は、21年9月診療分の電子レセプトから抽出し、以降の3年間分の閲覧が可能となる。項目は、調剤年月日や処方医療機関識別、医薬品名、用法・用量といった薬剤情報のほか、マイナポータルの場合には後発薬がある薬剤であれば削減可能額が閲覧できるようになる。