厚労省は8月31日、2020年度調剤医療費の動向を公表した。調剤医療費は7兆4,987億円、伸び率は▲2.6％、処方箋1枚当たり調剤医療費は9,849円（伸び率＋7.2％）となった。内訳は、技術料が1兆8,779億円（同▲5.0％）、薬剤料が5兆6,058億円（同▲1.8％）、特定保険医療材料料が150億円（同＋7.2％）となった。

 

薬剤料のうち後発医薬品は1兆1,337億円（＋3.4％）、後発医薬品割合は2020年度末の数量ベース（新指標）で82.1％（伸び幅＋1.7％）、薬剤料ベースで21.4％（同＋2.7％）、後発医薬品調剤率が77.6％（同＋1.9％）となった。

 

内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料の伸び率は＋7.4％、処方箋1枚当たり薬剤種類数の伸び率は▲1.0％、1種類当たり投薬日数の伸び率は＋12.7％、1種類1日当たり薬剤料の伸び率は▲3.7％となった。