社会医療診療行為別統計の概況、レセプト件数等の対前年増減率が特徴的(厚労省)
2021/07/08
厚労省はこのほど、2020年社会医療診療行為別統計の概況を公表した。2020年度診療報酬改定と新型コロナの影響により、レセプト件数等の対前年増減率が例年になく特徴的であった。
レセプト件数は総数が△19.3%、医科入院△16.2%、医科入院外△20.0%、歯科△23.6%、調剤△17.0%となり、請求件数が前年比約20%ダウンし、点数も総数が△13.1%、医科入院△11.8%、医科入院外△16.1%、歯科△15.5%、調剤△8.9%と軒並みダウンとなった。
これに対し、1件当たり点数は総数が7.8%、医科入院5.3%、医科入院外4.9%、歯科10.7%、調剤9.7%と増加し、1日当たり点数(調剤は受付1回当たり)も総数が7.6%、医科入院△2.3%、医科入院外7.0%、歯科7.3%、調剤12.0%となり、入院以外で増加した。