新型コロナウイルス治療薬レムデシビルの投与を認める対象範囲を拡大(厚労省)
2021/01/13
厚労省はこのほど、新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」の投与を認める対象範囲を拡大した。
これまでは人工呼吸器や人工心肺装置をつけている重症患者に限定されていたが、臨床試験データの追加を踏まえ、投与対象を「SARS-CoV-2による肺炎を有する患者」と改め、肺炎になった中等症患者にも投与が可能となった。ただし、投与対象が拡大されたが、日本への供給量は限られているため、当面は重症患者への使用を希望する医療機関への提供に限定される。
この他、添付文書の改訂では、腎機能・肝機能の検査頻度等、添付文書中の重要な基本的注意及び特定の背景を有する患者に関する注意における記載も一部変更・緩和された。