正しい理解と普及を目指し、COVID-19ワクチンに関する提言を公表(日本感染症学会)
2021/01/04
日本感染症学会は12月28日、COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)を公表した。
提言は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進み、COVID-19ワクチンの接種開始が我が国でも強く期待されている中、正しく理解され広く普及させていくために公表した。
提言では、海外で接種が開始された複数社のCOVID-19ワクチンについて、現在の開発状況や各種ワクチンの作用機序、その有効性と安全性、臨床試験における有害事象などに関する科学的な情報が解説されており、医療関係者が接種を判断する際の参考情報と位置付けられる。
COVID-19の感染拡大防止においてワクチンの普及が欠かせないが、ワクチンも他の薬剤と同様にゼロリスクはあり得ないため、私たち一人ひとりがその利益とリスクを正しく評価し、接種するかどうかを自分で判断することが重要だとした。