2021年度介護報酬改定、各サービスの報酬・基準の見直しの項目を確認(厚労省)
2020/12/10
厚労省は12月9日、社会保障審議会介護給付費分科会を開催し、2021年度介護報酬改定に関する審議報告案をもとに、改定の基本的考え方や各サービスの報酬・基準の見直しの具体的な項目を確認した。
CHASE・VISITの一体的な運用による各種見直しや、リハビリ、栄養、看取り、認知症対応などのテコ入れが注目される。
全サービスが共通する評価としてはCHASE・VISIT 情報の収集・活用(データ提出)と PDCA サイクルの推進(フィードバック)を評価する。「居宅療養管理指導」の評価では、栄養ケア・ステーション等の管理栄養士が実施する場合も算定可能とするほか、診療報酬で適用とされている薬局薬剤師のオンライン服薬指導の評価を追加する。
「通所介護及び通所リハビリ」の基本報酬については、感染症や災害の影響に伴う臨時的な利用者の減少による利用者一人あたりの経費の増加に対応した事業所規模別の評価を新たに設けること等、具体的な改定事項が検討された。