2020年9月改正薬機法対応、薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き(日薬)
2020/07/30
日本薬剤師会はこのほど、2020年9月施行の改正薬機法に対応した「薬剤使用期間中の患者フォローアップの手引き(第 1.0 版)」を策定した。
改正薬機法では、調剤した薬剤の適正な使用のため必要があると認める場合、患者の当該薬剤の使用の状況を継続的かつ的確に把握するとともに、患者又は現にその看護に当たっている者に対し、必要な情報を提供し、及び必要な薬学的知見に基づく指導を行わなければならない旨が規定された。
患者フォローは、「処方箋に基づく調剤により薬剤の交付を受けた患者に対する次回来局時までのフォローアップ」と「薬局で処方箋医薬品以外の一般用医薬品等を販売する場合の販売後フォローアップ」に大別される。
患者等への確認のタイミングは一律ではなく、患者像、使用薬剤等により様々であり、薬剤師は患者の病識・薬識や生活環境も含めた患者像及び薬剤の持つリスク(有害事象等)の発現頻度・好発時期等に関する安全性情報を踏まえて、的確に判断する必要があるとした。確認方法は「目的に照らして適当か」「双方向性が維持されているか」が重要であり、薬剤師は適切に判断する必要があるとした。