科学的介護「CHASE」の運用を開始、利用申請受付用の専用サイトを構築(厚労省)
2020/05/11
厚労省はこのほど、自立支援等の効果が科学的に裏付けられた介護を実現するために必要なデータを収集・分析するためのデータベースとして「CHASE」の運用を開始した。介護サービス事業所・施設では、令和2年5月より専用サイトからの利用申請が各自必要となる。
「CHASE」の運用は、科学的介護の実践に向けた科学的に妥当性のある指標となり、科学的分析に必要なデータを新たに収集してデータベースを構築する目的がある。
「CHASE」は基本的な項目(できるだけ多くの事業所等においてCHASEに入力されるべき項目)、目的に応じた項目(報酬上の加算の対象となる事業所等において CHASE に入力されるべき項目)、その他の項目の3つに区分され、「VISIT」とともに介護 DBと連結し、個人の介護に関する様々な情報の分析を可能とする。
さらには、公的データベースとなる介護 DB やレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の構築により、健康・医療・介護の情報を連結し、個人の保健医療の履歴をビッグデータとして分析可能な環境を整備し、医療・介護の提供体制の研究等に活用することを目指している。