地域共生社会の実現に向けて、介護保険制度の見直しに関する意見を公表(厚労省)
2020/01/08
厚労省は12月27日、社会保障審議会介護保険部会においてとりまとめた「介護保険制度の見直しに関する意見」を公表した。
2040年には介護サービス需要が更に増加・多様化し、現役世代(担い手)の減少も顕著になる中、地域共生社会の実現に向けて、介護保険制度の見直しが必要となっている。
制度見直しは、2025年に向けた地域包括ケアシステムの推進や介護人材不足等に対応するとともに、2040年を見据え、地域共生社会の実現を目指し、制度の持続可能性を確保しながら、自立支援・重度化防止や日常生活支援等の役割・機能を果たし続けられるよう制度の整備や取組の強化を図るものである。
制度改革は、「介護予防・健康づくりの推進(健康寿命の延伸)」「保険者機能の強化(地域保険としての地域のつながり機能・マネジメント機能の強化)」「地域包括ケアシステムの推進(多様なニーズに対応した介護の提供・整備)」「認知症施策の総合的な推進」「持続可能な制度の構築・介護現場の革新」を柱に据えていく。