厚労省は11月18日、社会保障審議会医療部会を開催し、2020年度診療報酬改定の基本方針策定に向けて骨子案をもとに議論した。

 

改定のメインテーマとなる基本認識には、「健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた『全世代型社会保障』の実現」や「どこに住んでいても適切な医療を安心して受けられる社会の実現、医師等の働き方改革の推進」が盛り込まれ、将来の医療提供体制の展望を見据え、医師等の働き方改革を推進して『全世代型社会保障』の実現を目指していく点が強調された。

 

基本的視点においても、「視点1 医療従事者の負担を軽減し、医師等の働き方改革を推進」を重点課題に位置づけた。地域包括ケアシステムは前回の視点1から視点3となり、重点課題に設定した働き方改革を全面的に推進していく方向性になる点が注目ポイントである。