がんに関する全ゲノム解析等の推進、具体的な実行計画を2019年中に策定(厚労省)
2019/10/17
厚労省は10月16日、がんに関する全ゲノム解析等の推進に関する部会の初会合を開催した。
がんの全ゲノム解析等については、10 万人の全ゲノム検査を実施し今後 100 万人の検査を目指す英国等を参考に、日本人のがん全ゲノムデータベースの確立を目指している。データベースの確立により、遺伝・環境・感染・生活習慣などで個別化し効果を最大化(プレシジョンメディシン)し、効率かつ最適な個別化保健医療サービスが実現される。
がん全ゲノムデータベース確立の推進においては、がんの遺伝的素因の解明やがんゲノム診療への貢献(単一遺伝子・パネル・エクソーム解析に比べて優位性の明確化)を踏まえ、研究開発(本態解明、罹患性予測、診断・治療技術)を進め、数値目標や人材育成・体制整備を含めた具体的な実行計画を、2019年中を目途に策定するとしている。