2018年の医療施設調査、療養病床が5,000床超の大幅減、再編進む(厚労省)
2019/09/26
厚労省は9月25日、厚生労働省では、このほど、2018年の「医療施設(動態)調査」と「病院報告」の結果(年報)を取りまとめて公表した。
医療施設(動態)調査によれば、病院は8,372施設・1,546,554床となり、前年比40施設減、8,325床減となり、病院の減少が目についた。これに対し、診療所は102,105施設・94,853床となり、前年比634施設増となった一方で3,502床の減少となり、病床が大幅に減少した。歯科診療所は68,613施設・61床となり、前同比4施設増、8床減となり、ほぼ横ばいであった。
病院の病床種類別では、一般病床が890,712床で前年比153床減、精神病床は329,692床で2,008床減、療養病床は319,506床で5,722床減となり、介護医療院などへの転換など療養病床の再編が進んできたといえる。病床利用率は、一般病床が76.2%、精神病床は 86.1%、療養病床は 87.7%となり、平均在院日数は、一般病床が16.1日、精神病床は265.8日、療養病床は141.5日であった。