医療機関における外国人患者の受入や診療価格など、実態調査の結果公表(厚労省)
2019/03/27
厚労省はこのほど、医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査の結果をとりまとめて公表した。
我が国の訪日外国人旅行者は年間約3,119万人(2018年)、留外国人は約263万人(2018年6月) となり、近年著しく増加している。
東京オリンピック開催を控える中、外国人に対する医療提供体制の現状を調べたところ、2018年10月(月間)の外国人患者の受け入れは調査対象の約半数(1,965病院)で実施されていた。
受入実績のあった病院では外国人患者数が1ヶ月間で10人以下が1,062病院と多数を占める一方で、1,000人以上受入のある病院も10病院となっていた。
訪日外国人旅行客への診療価格は、9割の病院が1点あたり10円(または消費税込で10.8円か11円)としていたが、外国人患者受入れが多い病院を中心に、1点あたり20円以上で請求している実態も明らかとなった。