オンライン診療の指針見直しを議論、オンライン受診勧奨との違いを明示(厚労省)
2019/01/28
厚労省は1月23日、オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会の初会合を開催し、指針の見直しについて議論した。初診におけるオンライン診療の実施など、不適切な事例を踏まえて指針の見直しが検討されている。
見直し項目案として、初診における対面診療の例外対象の追加やオンライン診療と対面診療の同一医師以外の対応を認める範囲の拡大のほか、オンライン診療を行う医師の研修の必修化などが盛り込まれた。
この他、「オンライン診療」と類似される「オンライン受診勧奨」及び「遠隔健康医療相談」の定義案を確認した。「オンライン受診勧奨」と医師が行う「遠隔健康医療相談」では患者の心身の状態に応じた医学的助言等は可能だが、医師以外の「遠隔健康医療相談」では不可とするなど、各役割と位置づけを明確化していく。