新たな認定看護師資格に関する制度上の見直し、2020年度からスタート(日看協)
2018/12/03
日本看護協会はこのほど、新たな認定看護師資格に関する制度上の見直しに関する情報を公表した。
認定看護とは、保健、医療及び福祉の現場において熟練した看護技術及び知識を必要とする看護分野である。認定看護制度では、特定の看護分野において、熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に水準の高い看護実践のできる認定看護師を社会に送り出すことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としている。
今回の見直しによる新たな認定看護制度の主だった名称の変更としては、「救急看護」と「集中ケア」を統合して「クリティカルケア」になるほか、「訪問看護」を「在宅ケア」に、「小児救急看護」が「小児プライマリケア」に、「透析看護」が「腎不全看護」などと変更され、教育や審査なども見直しとなる。
新たな認定看護師教育は2020年度からスタートされ、認定審査は2021年度から、改定後の新たな認定看護師への移行手続は2021年度から開始となる。なお、特定行為研修を修了した認定看護師は「特定認定看護師」を名乗ることができる。