2017年度 調剤医療費の動向、処方箋単価は増加して9,187円に(厚労省)
2018/09/26
厚労省は9月21日、2017年度 調剤医療費の動向を公表した。
2017年度の調剤医療費は7兆6,664億円(伸び率+3.1%)となった。処方せん1枚当たり調剤医療費は前年度よりも172円増加して9,187円(前同比1.9%増)、内訳は約1/4を占める技術料が2,292円(前同比2.3%増)、約3/4を占める薬剤料が6,880円(同1.8%増)となった。年齢階級別の医療費をみると、年齢とともに高くなり75歳以上では 11,173 円、0歳以上5歳未満の3,275円の約3.41倍だった。
後発医薬品の使用割合は、数量ベースで病院が73.3%(伸び幅+4.3%)、診療所が72.8%(伸び幅+4.4%)制度別では公費の 76.8%(伸び幅+3.4%)が最も高く、後期高齢者で70.7%(伸び幅+4.3%)と最も低かった。薬効大分類別にみると、薬効大分類別の構成割合が最も大きい循環器官用薬は 74.1%、次いで大きい消化器官用薬は 83.6%であった。