2018年度病床機能報告の見直しに向けた議論の整理をとりまとめ(厚労省)
2018/06/27
厚労省は6月22日、地域医療構想に関するワーキンググループでの審議を踏まえて、2018年度病床機能報告の見直しに向けた議論の整理をとりまとめた。
現行の病床機能報告制度の抱える主な課題としては、回復期機能を担う病床が各構想区域で大幅に不足しているとの誤解があり、主として回復期機能を有する病棟であっても急性期機能と報告されている病棟が一定数存在することが要因となっている。
また、主として急性期や慢性期の機能を担うものとして報告された病棟においても回復期の患者が一定数入院し、回復期の医療が提供されていることがあるため、定量的な基準の導入も含めて病床機能報告の改善を図る必要がある。
都道府県の地域医療構想調整会議においては、その妥当性を確認するとともに、国においても調整会議での議論の状況を確認する必要があるとした。