2018年度に全面スタートとなる新専門医認定制度の登録状況などを確認(厚労省)
2018/03/29
厚労省は3月27日、今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会を開催し、1年間の延期を経て2018年度に全面スタートする新専門医制度の登録状況など、専門医認定制度に関する経緯と最近の動向を確認した。
新たな専門医認定制度は従来のカリキュラム制から、専門医の認定と養成プログラムの評価・認定を統一的に行うプログラム制に変更となる。研修期間は3年間を基本とし、各19基本領域の実情に応じて設定する。日本専門医機構が指導医数、症例数、研究業績等の基準を満たす研修プログラムを認定し、研修医は基幹施設や連携病院をローテートしながら研修する。
配布資料では、都道府県別の初期研修医・後期研修医の採用推移のほか、関東圏の各診療科別(各学会)の「専攻医採用実績」と三師調査による医師数との比較が示された。各都道府県における専攻医の登録状況では、都市部に集中している傾向があり、今後、原因分析や対策法を検討するとしている。