医師の働き方改革、中間論点整理と労働時間短縮の緊急的な取組を公表(厚労省)
2018/02/28
厚労省は2月27日、医師の働き方改革に関する検討会における「中間的な論点整理」と「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組」を公表した。
中間的な論点整理では、「なぜ今医師の働き方改革が必要なのか」「医師の勤務実態の分析状況と今後の検討」「勤務環境改善に関する取組の現状と今後の方向性」「経営管理の観点」「時間外労働規制の在り方についての今後の検討」「関係者の役割」といった6つの論点を整理した。今後、この中間的な論点整理を踏まえ、来年3月を目途に最終報告を取りまとめるとした。
また、「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組」では、医師の長時間労働の実態を踏まえ、「医師の労働時間管理の適正化に向けた取組」「36協定の自己点検」「既存の産業保健の仕組みの活用」「タスク・シフティング(業務の移管)の推進」「女性医師等に対する支援」「医療機関の状況に応じた医師の労働時間短縮に向けた取組」の6事項を列挙した。
緊急的な取組については、医師の時間外労働規制の施行を待たずとも、できることから自主的な取組を進める必要があるとし、各医療機関においてできるものから速やかに実行するよう求めている。