社会福祉士と介護福祉士の養成カリキュラムの見直しについて議論(厚労省)
2018/02/19
厚労省は2月15日、社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会を開催し、社会福祉士と介護福祉士の養成カリキュラムの見直しなどについて議論した。
社会福祉士養成課程におけるカリキュラムは、前回の改正(2006年度)から10年以上が経過し、少子高齢化の進展や世帯構造の変化といった社会的な変化や人々の意識の変化といった内面的な変化も含めた社会状況等の変化、各制度の制度改正や新しい制度の創設などが逐次行われているため、社会福祉に関する科目の教育内容の見直しが必要となっている。
見直しにあたっては、地域共生社会の実現に向けて「包括的な相談支援体制」や「住民主体の地域課題解決体制」の構築が重要であることを踏まえ、これらの体制を構築するために必要となるソーシャルワーク専門職として実践能力を習得できる内容にすべきであるとした。
また、介護福祉士養成課程の教育内容の見直しでは、「人間関係とコミュニケーション」の教育に含むべき事項に、チームマネジメントを追加(30時間→60時間)して、2019年度より順次導入していくことを想定している。