はじめに

本ツールは、これから在宅医療を始めたいとお考えの薬局様向けにリリースした情報です。

在宅医療に関して、「うちは小規模薬局だから在宅はできっこない、関係ないよ」という方もいれば、「通い慣れた患者さんの最期をしっかり見届けたい」「医療提供施設として地域医療に積極的に関与していきたい」とお考えの方も少なくないのではないでしょうか。

我が国の財政が逼迫する中、その財源に左右される社会保険事業が厳しさを増しています。一方で、高齢化に伴う在宅ニーズは増加し続けています。在宅医療をはじめたいとお考えの方は、本ツールで全体像を確認したうえで参入をご検討ください。また、既に展開されている場合でも、より質の高い在宅医療を実践していくためにお役立ていただけます。

掲載ファイルは、日本薬剤師会が発行した「在宅服薬支援マニュアル(平成26年6月版)」を一部参照しています。その他、実務に即した医療経営研究所オリジナル資料も掲載しています。在宅医療への新規参入をはじめ、既存先の再確認資料として、ご活用していただければ幸いです(平成28年度改定対応済み)。

※掲載ファイルのダウンロードは、会員登録が必要になります。

在宅医療参入のステップ

STEP1在宅の基本・対象者を確認しよう

まずはマニュアルで在宅の基本を押さえる(在宅参入の判断材料)

【導入準備01】在宅服薬支援マニュアル(日薬版)

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対象者(寝たきりに限らず独歩で通院ができない状態の通院困難な患者)を選定する

 

STEP2様々な必要書類を作成しよう

訪問薬剤管理指導を実施するための掲示及び情報提供書・計画書を準備する

介護保険上の「居宅療養管理指導(みなし指定)」を算定するための準備をする

 

STEP3関係書類を申請しよう

麻薬金庫を準備し、麻薬小売業者免許の申請をする(基準調剤加算の要件)

近隣薬局と連携した24時間調剤等の体制を整備する(基準調剤加算の要件)

医師やケアマネジャー、他職種との連携体制を構築する(基準調剤加算の要件)

【申請届出01】基準調剤加算等の施設基準の届出(厚生局)

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その他、必要な書類を添えて関係部署へ申請・届出をする

 

STEP4在宅訪問の準備をしよう

リーフレットを活用して薬局内で啓発する

患者の在宅ニーズを確認する(対象患者を選別する)

【導入準備02】訪問薬剤管理指導業務PRリーフレット(日薬版)

居宅介護支援事業所や地域包括支援センター等へPR活動を実施する

【導入準備03】多職種連携のためのアプローチ手順書(日薬版)

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訪問前に確認しておきたいポイント・持ち物を確認する

 

STEP5在宅訪問の流れを確認しよう

【訪問準備03】訪問薬剤管理指導の実施ポイント(医療研オリジナル)

※ダウンロードは有料会員様限定(有料会員へのアップグレードはこちら)

 

以上、いかがでしたか。皆様の在宅医療の充実を図る一助として、少しでもお役立て頂ければ幸いです。ご使用後、お気づきの点や改善事項等がありましたら、情報共有にご協力頂ければ助かります。またご質問等に関してもお気軽にご連絡ください。
http://www.iryoken.co.jp/consultant/

 

(参考)在宅医療に係る調剤報酬上の評価

調剤報酬及び介護保険において、薬剤師が患者宅を訪問して実施する「薬歴管理・服薬指導・薬剤服用状況及び薬剤保管状況の確認」等の薬学的管理指導が評価されています。

【 指導に関する点数 】

在宅患者訪問薬剤管理指導料(計画的な指導)※事前に厚生局へ施設基準の届出が必要

点数 同一建物居住者以外の場合:650点 同一建物居住者の場合:300点 麻薬管理指導加:100点
主な要件 薬学的管理指導計画を策定、患家を訪問して薬学的管理及び指導、月4回まで、保険薬剤師1人1週40回上限

※ 患者が要介護状態の場合、介護保険「居宅療養管理指導費(同一建物居住者以外の場合:503単位、同一建物居住 者の場合:352単位、麻薬管理指導加算:100単位)」で保険請求する。この場合、調剤基本料・調剤料・薬剤料は 医療保険に請求する。

在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料(緊急時の指導)

点数 500点 麻薬管理指導加算:100点 重複投薬・相互作用防止加算:30点
主な要件 緊急に患家を訪問して必要な薬学的管理及び指導、月4回まで

在宅患者緊急等共同指導料(緊急時の共同指導)

点数 700点 麻薬管理指導加算:100点 重複投薬・相互作用防止加算:30点
主な要件 カンファレンスに参加、共同で療養上必要な指導、月2回まで

退院時共同指導料(退院時の指導)

点数 600点
主な要件 患者が入院している保険医療機関に赴いて退院後の在宅での療養上必要な薬剤に関する説明 及び指導

【 調剤料に関する点数 】

在宅患者調剤加算(調剤料の加算点数)※事前に厚生局へ施設基準の届出が必要

点数 15点
主な要件 在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料若しくは在宅患者緊急時等共同指導料又は介護保険における居宅療養管理指費若しくは介護予防居宅療養管理指導費を算定している場合に調剤料に加算

無菌製剤処理加算(調剤料の加算点数)※事前に厚生局へ施設基準の届出が必要

点数 中心静脈:65点 抗悪性腫瘍:75点 麻薬:65点(いずれも6歳以上)
主な要件 無菌製剤処理が行える設備

【 その他の点数 】

基準調剤加算(調剤基本料の加算点数)※事前に厚生局へ施設基準の届出が必要

点数 基準調剤加算:32点
主な要件
管理薬剤師が5年以上勤務・週32時間以上勤務・当該薬局に1年以上在籍
麻薬小売業者の免許(麻薬金庫)、24時間調剤等の体制整備
在宅1件/年実績・算定(サポート薬局分は含めることができない)etc.

外来服薬支援料

点数 185点
主な要件 服薬カレンダー等を用いて患者の服薬管理を支援