調剤薬局が介護や福祉関連の事業を経営する場合、具体的にどういったものが多いのか、成功しているのか、また今後どういったものが伸びていくのか、展望などございましたら教えて下さい。
2010-04-01 00:00:00
調剤薬局が、介護サービス事業所を経営する場合、一般的に
(1)居宅介護支援(ケアマネージャー資格を有する場合)
(2)居宅療養管理指導(薬剤師)
(3)介護ショップ
の3つの居宅サービスの展開が多く見受けられます。
具体的には、(1)は従業員(薬剤師等)がケアマネージャー資格を取得して、調剤薬局内に併設して事業展開しています。
(2)は調剤薬局であれば、特に申請する必要はなく、みなし指定サービスとなっており、処方せんの備考欄に指示されていれば要介護者に対してサービス提供することができます。
(3)は車椅子やベッドなどもろもろの介護用品について、販売又は介護保険上の「福祉用具貸与」(保険対象用品のレンタル)として事業展開する場合があります。
上記、3つのサービス以外にも他の居宅サービスに参入している調剤薬局もありますが、法人格を有していない個人経営の薬局の場合は「居宅療養管理指導」しかサービス提供できませんのでご注意下さい。
今後伸びるサービスや展望については、今年度改定される介護保険制度の内容により、大きく様変わりするものと思われますが、居宅へのシフトから居宅系サービスの需要は増加していくと考えられます。