保険薬局の建物に関しては、構造設備基準がございますので、そちらを満たしていることが必要になります。まずは、図面検討の段階で平面図が出来上がったら、一度保健所へ「問題がないか」確認をしておく方法が確実です。
調剤室は他の室と区切られていることが必要になりますし、換気や水道の設置も必要になります。また室外から調剤室が見渡せる点や床の材質等にもご注意ください。
その他、患者の快適性と業務の流れを考慮する必要があります。
調剤室に関しては、調剤スペース(錠剤、粉剤、液剤)の位置と調剤したあとの監査場所はもとより、順番待ちの処方せん、投薬待ち分の置き場所、薬品在庫の保管場所、発注端末の設置場所などを考慮しておく必要があります。
調剤室内で作業する人数(人員の配置)も関係しますので、あらかじめ業務の流れ、人員を想定した配置を行っておくと良いと思います。