医薬分業が進展して、患者さんが薬局で薬をもらうケースが増えてきましたが、それに関して患者さんはどのように感じているのでしょうか?
2015-05-21 00:00:00
この質問に関する回答は一概に説明することは出来ません。なぜなら、患者さん一人ひとりによって感じ方が異なるからです。
医療経営研究所では、これまで複数の薬局で「患者アンケート」を実施し、患者さんの本音に迫ってきました。
「医療機関から移動するのが面倒くさい」や「医療機関でもらっていたのとほとんど変わりないのに、支払と時間が増えた」などとデメリットを挙げる人もいれば、「医師には聞けないことも気軽に質問できるから良い」や「薬に関して詳しい説明が聞けるので、安心して服用できる」などとメリットを感じている患者さんも少なくありませんでした。
今般、医薬分業の意義が改めて問われ、様々な報道が飛び交い、院外処方に対するイメージはダウン基調といえます。しかしながら、こうした状況でも信頼関係を強固なものにしている薬局もあります。
大切なことは、患者さん一人ひとりに臨機応変に対応し、納得と安心を与えられるサービスの提供を心がけて、しっかり実践していくことではないでしょうか。