薬学教育6年制によって、新たに何か準備が必要でしょうか?
2010-04-01 00:00:00
薬学教育6年制による影響として懸念されていることは、平成22年3月と平成23年3月に薬学新卒者の薬剤師がいない空白の2年間があることです。この2年を見越して、昨今、新卒薬剤師を多く採用する薬局もでてきています。その影響で例年以上に薬剤師の採用に苦戦しているケースがあります。
また、薬学教育5年時の実務実習生を受け入れる体制整備も考えていかなければならない時期にきています。実務実習生を受け入れるためには「認定実務実習指導薬剤師」がいなければならず、そのような人材の育成が必要になります。
実務実習生を受け入れ、現場の環境を知ってもらうことで、将来の就職先として検討してもらう機会を与えることができます。薬科大がない地域においても、地元就職を考える学生の受け皿として、受け入れ体制の準備が必要になるものと思います。