医師が保険診療で行う禁煙治療の対象は「ニコチン依存症」の患者で、
(1)直ちに禁煙しようと考えていること
(2)ニコチン依存症のスクリーニングテストが5点以上であること
(3)ブリンクマン指数(1日喫煙本数X 喫煙年数)が200以上であること
(4)禁煙治療を受けることを文書により同意していること
の4つの条件にすべて該当する患者です。
禁煙治療は、初回診療に加えて、初回診察から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計4回の再診で構成されています。禁煙治療の薬剤としては、チャンピックスまたはニコチンパッチになります。
薬剤師は、患者さんの基本情報の確認、禁煙意志の確認、薬剤の服用上の注意、ニコチン離脱症状の対処方法などのアドバイスを行い、医療機関と連携して患者さんを禁煙支援していくことが求められます。