院外処方の患者メリットはあるのでしょうか?
2015-01-08 00:00:00
患者の主なメリットは4つあります。
(1)薬歴管理で重複投与や相互作用の副作用を防ぐことができる
(2)薬剤師から服薬指導で、(1)を含めた服用に関する充分な説明を受けられる
(3)患者が自由に薬局を選択できるため、かかりつけの薬剤師を持てる
(4)処方箋の期限内であれば都合の良い時に薬を受け取ることができる
院内処方においても、上記の4つを満たすケースもありますが、薬の受け渡しのみの投薬に対して、不安を感じる患者も少なくありません。
院外処方では、特に複数の医療機関から処方された薬の飲み合わせ等を細部までチェックできるので、安全性の面で優れているということが言えます。
なお、院外処方の場合、薬局を介した分の患者負担が増える場合もあります。しかしながら、残薬確認による処方日数の変更や、健康指導による患者状態の向上に伴う服薬量の減少によって薬剤料を抑えることも可能です。今後、こうした経済的なメリットを出していくことは、薬局における取り組み課題となるでしょう。