まず、緊急安全性情報をタイムリーに入手できる方法を確認しておくことが大切です。
各製薬メーカーMRからや、「医薬品医療機器情報提供ホームページ(
http://www.info.pmda.go.jp/)」内の「医薬品医療機器情報配信サービス」に登録するなどして入手できます。
例えば、長期投薬情報提供料を算定する場合、患者さんへの説明としては次のような内容ではいかがでしょうか。
「お薬を服用中に、製薬メーカーからお薬に関する重要な情報を得た場合には、いち早く○○さんにお知らせすることができます。次に処方せんをお持ちになられたときに、患者さんの症状をお聞きし、体調にお変わりがないかどうか確認いたします。
また、代金は、情報をお知らせしたときだけいただくことになっております。これについては、前もって○○さんの同意をいただくことになっておりますので、もしよろしければご了承いただけますでしょうか?」
その他、留意事項としては、患者さんは薬剤に関する情報だけを求めている訳ではないということです。つまり、記載してある情報だけを伝えても「読めば分かる」といったミスコミュニケーションが起こる場合もあります。
個々の患者さんの求めるレベル・内容は様々です。何を求めているかをしっかり聞き取れば、誤解(勘違い)のないサービスが提供でき、患者さんの満足度を向上させることができるでしょう。ミスコミュニケーションを防げば、より良い服薬指導や情報提供が実現できるはずです。