後発医薬品へ変更調剤した際、変更した医薬品の銘柄を医師に連絡する必要があるのですが、どのような方法にすればよいのですか?
2014-07-18 00:00:00
情報提供(連絡)は必要ですが、連絡の方法や手段、様式等については明確な規定がありません。
処方医側の要望などで対応はまちまちですが、工夫して対応することが望ましいと思います。考えられる連絡方法とその効果を整理していきます。
(電話)
その都度電話連絡ということであれば、逸早くフィードバックができ、後発品への変更を早く知りたいと考えている医師には良い仕組みだと思います。ただし医療機関側、薬局側それぞれの業務負担は大きくなります。
(FAX)
口頭での連絡よりも、文書に残すことにより正確な情報伝達ができます。また後発品の変更に関する部分以外に、服薬指導内容等の情報を付加してフィードバックすることも考えられます(患者同意の上)。加えて電話連絡と比較すると医療機関側での手間は軽減されます。
(文書)
スピード感はありませんが、FAXと同様の効果が期待できます。FAXとの相違点は用紙の自由度が高いことで、シールに印刷したものをフィードバックする仕組みとすれば、医療機関側でのカルテ記載の手間が軽減できる等の効果が期待できます。
※実際に行う際は、医療機関との確認のうえ、実施されることをお薦めします。また、地域薬剤師会単位での取り組み事情を勘案して対応していただければと思います。