薬歴簿の書き方のひとつに、「SOAP」と呼ばれるものがあるそうですが、それは何ですか?
2015-04-02 00:00:00
「SOAP」に関してですが、これは「POS(=Problem Oriented System)」を実現するための経過記録形式のことです。
POSとは、「患者の持っている医療上の問題点に焦点を合わせ、その問題を持つ患者の最高の扱い方を目指して努力する一定の作業システム」と定義されています。つまり、問題を発見し、その問題ごとに解決過程をたどり、そのとおりに記録していく、その記録の仕方が「SOAP」と呼ばれています。具体的には、
・S (Subjective:患者の話した主観的な情報)、
・O (Objective:薬剤師から見た患者の客観的な情報)、
・A (Assesment:SやOから導かれる評価や判断)、
・P (Plan:ケアの計画や実際に行ったこと)
を使って薬歴簿に記載する方法のことで、病院などでの診療録や看護記録にも採用されています。