HMI-ES(薬局向け従業員満足度調査)2015年 認定薬局インタビュー株式会社 健栄(千葉県佐倉市)

千葉県、東京都、茨城県の1都2県で薬局23店舗を展開している株式会社健栄(従業員約180名の規模)。先日実施したHMI-ES(従業員満足度調査)において、総合満足度とロイヤルティ(帰属意識)とも非常に高いスコアが出て「働きやすい薬局」の認定を取得されました。
 
今回は取締役の大久保さん、薬剤師の齊藤さん、金田さんに、健栄という会社の魅力をお聞きしてきました。
 

インタビュアー 佐藤健太

この会社はすごく良い方向に向かっているということを感じています。

佐藤金田さんは、以前は薬局長として勤務していたとのことですが、現在はパート勤務なのですね。それはどういった理由なのですか。

金田さん私はプライベートで音楽活動をしていまして、それを一生懸命やりたいなと思っていました。音楽と薬局長としての役割を並行していくのは難しいと考えて、最初は辞めるつもりで相談しました。そうしたら、それではパートで働いてみませんかという提案をしてもらったので、今は有難く働かせてもらっています。

佐藤寛大な会社ですね。金田さんは、これまでに勤務された会社で何社ですか。

金田さん5社です。最初は調剤併設なしのドラッグストアに勤めていました。その後は派遣登録をして調剤薬局を4社経験し、最終的に健栄を紹介してもらいました。

 

佐藤色々な会社の内情を見た上で、派遣会社から健栄という会社を紹介してもらったのですね。健栄さんでの勤務期間は長いのですか。

金田さんそうですね一番長くて、10年近くなります。

佐藤10年間も続けて勤務し続けられた一番の理由は何ですか。居心地が悪かったら辞めることもできたと思うのですが。

金田さん現場のスタッフがすごくいい人ばかりだということかなと思っています。他職種との人間関係もよく、会社としてとてもしっかりしていると思いました。薬剤師として働き始めたころは、組織がきちんとしてない薬局もありましたが、健栄は組織がしっかりしていると思います。

佐藤具体的にはどういうところですか。

金田さん社内間の業務上の指示や報告、共有などが、とてもしっかりできています。

佐藤組織がきちんと機能しているから、現場も働きやすいのですね。この十年間で健栄はとても大きな組織になってきたと思います。組織が大きくなっていく過程の中でも、雰囲気の良さや、現場のコミュニケーションが取りやすい環境というのはずっと維持されてきたのですか。

金田さんそうですね。薬局長をやらせて頂いたおかげで、経営幹部の方とも話す機会が多く持てました。その結果、よりコミュニケーションが取りやすくなったと思います。

佐藤どうして社内で良い雰囲気、良い関係がずっと築けているのでしょうか。

金田さんどうしてしょう(笑)。現場に関して言えば、本当にスタッフに恵まれているとしか言えませんね。

佐藤金田さんは、現場の一員として良い雰囲気を作っていくために心掛けていることはありますか。

金田さん他人に迷惑をかけない範囲で、率直に意見を出し合うことでしょうか。

佐藤健栄は、話し合って皆で解決していこうという雰囲気が溢れているのですね。先ほど、プライベートで音楽活動をしているという話がありましたが、今ワークライフバランスを重視する傾向が社会の中で高まっています。健栄は、プライベートと仕事の両立がしやすい会社ですか。

金田さんはい、そう思います。うまくバランスをとれている方が多いと感じています。

佐藤ところで、エリアマネジャーの方のコミュニケーションはどうですか。何でも相談しやすい関係を築けているのですか。

金田さんはい。エリアマネジャーは頻繁に来てくれます。経営陣に近い立場として、現場のことを気にかけて来てくれているということを強く感じています。やはり、頻繁に現場を見てもらえるのはうれしいですね。

佐藤現場としては、安心感も高まりますね。

金田さん安心感もそうですし、現場を知ることってとても大切だと思います。店舗の雰囲気を見て、数字では読み取れない、現場の苦労なども感じてもらえるのはありがたいです。

佐藤それでは最後に、これからの健栄について期待することはありますか?

金田さん今この会社はすごく良い方向に向かっているということを感じています。私は、自分の働きやすい環境を与えてもらっているので、ただ感謝だけです。

~インタビューを終えて~

今回、株式会社健栄の薬局を訪問し、大久保取締役、薬剤師の齊藤さん、金田さんのお話をお伺いしてきました。そこで感じたのは、組織の規模がどれだけ大きくなっても、従業員一人ひとりと真剣に向き合い、お互いの幸福を最大化するような組織作りをしていけば、職場への定着率も、仕事へのモチベーションが上がるということです。これから薬局、薬剤師に期待される役割が増えていく中、認知症カフェなど新しい取り組みも大切になってくると思います。健栄さまの益々の発展を期待しております。

インタビュアー 佐藤健太

株式会社 健栄
千葉県佐倉市鏑木町51番地
インタビュー先は、みずき薬局星久喜店(千葉県千葉市中央区星久喜町606-26)と
ファーマシーきみさらず(千葉県木更津市新田1-11-24)。
写真は取締役の大久保さん(左)と佐藤健太(右)