働きやすい薬局・認定薬局インタビュー
HMI-ES(薬局向け従業員満足度調査)2015年 認定薬局インタビュー株式会社 健栄(千葉県佐倉市)
インタビュアー 佐藤健太
自主性が尊重され、医療人・薬剤師としてスキルアップできる環境
佐藤はじめに、齊藤さんの経歴を教えていただけますか?
斎藤さんもともと製薬会社で薬物動態と製剤の研究をしていましたが、患者さんと近い距離で仕事がしたいと考えて調剤薬局に転職しました。はじめは東京の調剤薬局で、月2000枚ほどの処方枚数、内科、皮膚科、眼科、精神科の門前薬局でした。そこに7年勤めました。そのあと、結婚したことがキッカケで、千葉を中心にやっている薬局への転職を考えて、縁あって健栄に就職しました。
佐藤従業員の立場として、健栄の魅力はどういうところですか。
斎藤さんすごく従業員想いだと感じます。また、患者さんだけではなく、働く仲間、上司、グループ会社の方も含めて、人と人との繋がりを実感しながら働けるというのが魅力だと思います。
佐藤経営幹部や上司から言われて嬉しかったことや、気遣いをされて嬉しかったことはありますか。
斎藤さん勤務地の配慮ですね。現在、我が家は共働きですが、協力して保育園の送り迎えができるようになりました。そういった点を配慮頂けて有り難かったです。
佐藤お子さんが体調を崩したときなどは困りませんか?
斎藤さん他の店舗もそうだと思いますが、スタッフ同士で協力体制をとっていますので、お互い様の精神で助け合っています。
佐藤ES調査を実施した会社の中には、薬剤師と事務のコミュニケーションがうまくいっていないというデータが出るところもあります。社内の人間関係いかがですか。また、人間関係をより良くするために薬局長・薬剤師として心掛けていることはありますか。
斎藤さん星久喜店では、医療事務が1名、常勤薬剤師2名、パート薬剤師1名の体制ですが、事務が一人なので、薬剤師ができることは処方入力も含めてやります。そういう面でも協力してやっています。
佐藤貴社は薬剤師のエリアマネジャーの他に、医事のエリアマネジャーもいますよね。そういうのは心強いですか。
斎藤さん心強く感じています。あまり来ないような処方箋や自賠責関係などの話は必ず医事マネジャーに連絡をして指示を仰ぐようにしています。医事マネジャーがいることで、一人医事でも店舗として安心して働ける環境が整っていると思います。また、実際には社内の色々な人のサポートを感じながら働いていると思います。
佐藤以前からお付き合いさせて頂いている中で、貴社は研修を一生懸命にやる会社だと思っているのですが、その辺はいかがですか。
斎藤さん社会人としての基本的なマナーや接遇研修は、薬剤師、医事問わずにやっています。薬剤師向けでは、処方が実際に来たときの服薬指導に反映できるよう、具体的な症例を交えてグループ討議するような研修もあります。ただの勉強会ではなく、たくさんの薬剤師が実際に関わった症例に触れることができるので、一人では得られない情報がたくさんあると思います。
佐藤自分の中で、この会社で働くことで薬剤師として、また社会人として成長しているなという実感はありますか。
斎藤さんはい、すごく感じています。
佐藤今後本部スタッフとして採用活動に携わるなどの機会があるとすれば、就職先を探している薬学生に対して、貴社のことをどんな風に説明されますか。
斎藤さん自主性が尊重され、医療人として薬剤師としてスキルアップできる環境があると思います。現場で上がった声を本部の方が吸い上げ、状況や環境にあったスタイルが薬局ごとに出来上がっているので、それぞれ働きやすく、魅力のひとつだと思います。
佐藤現場が主体性を持って取り組んでいれば、いろんなことを実現しやすい雰囲気になりますね。ちなみに、後ろの飾りはなんですか。
斎藤さんあれは薬剤師のスタッフが作ったものです。
佐藤当然、本部が作れと言ったわけではないですよね。
斎藤さんそのようなことは一切ありません。医事スタッフも週に一度の華道教室での経験を活かして、毎週、薬局カウンターのお花を生けてくれています。特に指示はしていないのですが、主体的に取り組んでくれています。
佐藤最後に、薬局長として普段から心掛けているスタッフとのコミュニケーションの秘訣はありますか。
斎藤さん一緒に働く仲間ですからプライベートも含めてコミュニケーションを大切にしています。調剤薬局内のスタッフは4名ですが、3対1のように一人が孤立することがないよう心がけています。また、問題が起きれば店舗スタッフ全員で共有をする形で取り組んでいます。
インタビュー先は、みずき薬局星久喜店(千葉県千葉市中央区星久喜町606-26)と