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内部分析

必ず押さえておきたい経営指標はありますか。

2015-04-14 00:00:00
病院経営の良し悪しを一目で判断する場合、総資産当期利益率(ROA=Return On Assets)を見るのが最も簡単な方法です。ROAは事業に投下されている資産が利益をどれだけもたらしたかを示す指標です。また、ROAは事業の効率性と収益性を同時に示す指標としても知られています。

ROAは当期純利益を総資本で除したものが用いられますが、これをさらに細かく分解すると次のような式で表すことができます。

「当期純利益/総資本(ROA)=医業収益/総資本×当期純利益/医業収益」

「医業収益/総資本」は、総資本回転率とも言われ1年間の収益によって総資本が何回入れ替わったかを示す指標です。この値が高いほど資産を効率的に活用して収益を上げていると判断できるため経営の効率性がわかります。

「当期純利益/医業収益」は、売上高利益率とも言われ収益性を示す指標です。利益率ですので高いほど収益性に優れていると言えます。よって、上記の式は、次のように書き換えることができます。

「総資産当期利益率(ROA)=総資本回転率×売上高利益率」

このようにROAは、経営の効率性を示す総資本回転率と収益性を示す売上高利益率を乗して算出できるため、効率性と収益性を同時に示す指標と言われているのです。財務分析はこのほかにも様々な指標を用いて分析を行っていきますが、まずはROAを算出して収益面から経営診断をしてはいかがでしょうか。