機能分化が求められる現在の医療では、医療資源を有機的に活用するために、地域連携パスは重要なものとなっています。それでは、どんなことに留意すべきでしょうか?
様々なことを考慮しなければなりませんが、最も重要な点が2つあると考えます。
?地域において統一されたパスであること
?地域全体でのネットワークを組むこと
地域連携パス作成の機運が行政主導なのか、病院や医師会から持ちあがったものかによって拡がり方に違いはありますが、全体でコンセンサスを得ることは重要です。
患者さんのステージに応じて関わる医療機関は異なりますが、それぞれが納得できるものになれば、運用後の改訂も含めて良いパスが生まれることになり、それが地域における医療提供体制の充実に繋がります。